【女性エンジニア必見】男性ばかりの職場で、私が心がけてきたこと

その他

こんな疑問にお答えします!

  • 職場で女性エンジニアとしてどう振る舞えばいいの?
  • 女性の感情や気づきの強みをどう活かせばいい?
  • 男女の違いをどう乗り越えて働けばいい?

結論

  1. 結果を出すことが信頼につながるが、相手を立てる柔らかさも重要
  2. 感情は目的を持って使うことで、信頼される振る舞いになる
  3. 細かい気づきは武器になるが、伝え方に配慮が必要
  4. 固まりすぎず、職場全体と関わることで視野が広がる

1.結果を出すことは、信頼への第一歩

社会人になったばかりの頃、私は「同期で唯一の女性だから優遇されている」と同期から言われたり、強く当たられたりしていました。
どうすればよかったのかと振り返ると、やはり「結果を出すこと」が一番の突破口だったのだと思います。


仕事は良くも悪くも「結果」がすべて。
結果を出せば、男女関係なく信頼され、仕事も進めやすくなります。

ただし、結果を出しすぎたり、強気すぎる態度をとると、逆に男性社員から敵視されてしまうことも。正論ばかりで責めると関係が悪化することもあるので、時には相手を立てる柔らかさも必要です。

2.感情は目的を持って使う

感情の起伏が激しいと見られがちな女性。
イラついたり、泣き出したりした女性社員が、裏で男性社員に敬遠されているのを何度か見てきました。
一方で、私自身や、おとなしい女性社員は、なめられて強く当たられることもありました。

感情を出せば敬遠される。
おとなしくしていれば、なめられる。
そんな状況に、どう振る舞えばいいのか悩んだ時期がありました。

でも、ふと気づいたのは――男性社員でも、怒ったり、不機嫌になったりする人はいるということ。
なのに、女性が怒ると「ヒステリーが始まった」と言われてしまうのは、なぜなのか。

その違いは、「感情が湧いたから出す」のか、「目的があって感情を使う」のか、なのかもしれません。

たとえば、怒りも「指導のため」「状況改善のため」であれば、納得されやすい。
一方で、「納得いかないから不機嫌になる」「頭にきたから怒る」といった感情起因の振る舞いは、敬遠されがちです。

感情豊かなのは、女性の大きな長所です。
でも、仕事の場では「感情を制御し」「目的を持って使う」ことが、信頼を築く鍵になると感じています。

3.細かい気づきは武器。でも使い方に注意

女性は、細かいところに気づける人が多い。
それは間違いなく、大きな強みです。

ただし、指摘の仕方やタイミングによっては、「うるさい」「面倒くさい」と受け取られてしまうこともあります。

たとえば、お客さまに提出する重要な文面であれば、ケアレスミスも含めて細かく確認すべきです。
一方で、社内の人しか見ない急ぎの文面であれば、誤解を生まない表現であれば多少の違和感があっても問題ないこともあります。

これをすべて同じ基準で細かく指摘してしまうと、時に軋轢を生むこともあります。

だからこそ、時と場合に応じて、気づきの力を使い分けることが大切です。
その力を「自分のため」ではなく「相手のため」に使えたとき、それはきっと信頼につながります。

4.固まりすぎないことで、見える景色が広がる

昔、中途採用で女性が何人かまとめて入社してきたことがありました。
入社時期が同じだったこともあり、彼女たちはよく一緒におしゃべりをしたり、チーム内で強気に意見を出したりしていました。

そのうち、職場の空気が少しずつ変わっていき、「女性 vs 男性」みたいな構図が生まれてしまいました。
男性社員は「女性たちはおしゃべりばかり」と不満を漏らし、女性社員は「男性たちは頭が固すぎて困る」と言っていました。

このように、職場によっては、女性同士で固まりすぎることで、性別による対立構造が生まれてしまうことがあります。
女性が少数だからこそ、自然と団結しやすいのかもしれません。
でも、行き過ぎると、かえって距離や摩擦を生んでしまうこともあるのだと感じました。

私はあえて、バラけていろんな人と話すようにしています。
性別だけでなく、年齢や職種も気にせず、フラットに関わるよう心がけています。

その方が、情報も入りやすくなるし、変な派閥感も生まれません。
性別や立場にとらわれず、いろんな人と関わることで、見える景色が広がっていくのを実感しています。

最後に

ここまで、「女性は〜」という切り口でお話してきましたが、これはあくまで私がこれまで感じてきた傾向にすぎません。
もちろん、これに当てはまらない方もたくさんいます。

男性でも細かい点に気づく人はいますし、女性でも感情を表に出さない人もいます。
だからこそ、結局のところ「女性だから」「男性だから」ではなく、
「この人は細かいところに気づける人なんだ」というように、
それぞれの特性を“個性”として受け止められる社会になっていったらいいなと思います。

「女性だからこうすべき」「男性だからこうあるべき」ではなく、
「私だからこう働く」。

そんなふうに、自分らしく、でも周囲と調和しながら働ける人が増えていったら嬉しいです。
そして、私の経験が、誰かの背中をそっと押すきっかけになれたら――それが何よりの願いです。

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